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EBMAS(エブマス)とは

 エブマスも詠春拳もまだ日本ではあまり知られていませんので、まずは詠春拳について説明いたします。伝説によると詠春拳は、中国で300年以上前にNg Mui(ギン・ムイ)という少林寺の尼僧によって作られました。Ng Muiは今までの硬度の技に代わり柔軟性を使用し、より迅速な技を作り出しました。後に、Ng・MuiはYim Wing Tzun(イム・ウィン・チュン)という女性に彼女の技の知識を全て伝えました。詠春拳(ウィン・チュン)という名はYim Wing Tzunに因んで名付けられました。そして詠春拳は秘かに世代から世代へと伝えられたのです。香港で著名なグランドマスター Yip Man(イップ・マン)は中国人弟子にのみ指導した最後の師父です。Yip Manから詠春拳の全伝を受けた弟子は四人いるといわれていますが、そのうちの一人Leung Ting(リャウン・ティン)氏がヨーロッパで積極的に詠春拳を広めました。そのLeung Ting氏がドイツで指導した時の高弟がEmin Boztepe(エミン・ボツテぺ)です。

 EBMAS(Emin Boztepe Martial Arts System)エブマスは、最も大きな詠春拳団体の一つで2001年に大師父エミン・ボツテぺにより設立されました。エブマスは現在世界40ヶ国以上に普及しており、欧米では一般の生徒が学ぶだけではなくFBI、警察、軍隊、警備会社に格闘技・護身術として用いられています。エブマスの基礎は詠春拳(ウィン・チュン)です。詠春拳はブルース・リーも学んでいたということもあり、欧米では爆発的に普及しました。数ある格闘技・護身術の中でエブマスが欧米でこれだけ普及した理由は男性はもちろん体格的に小さい女性、子供でも実際に使える優れたテクニックを身につけられるからです。

大師父

Emin Boztepe

EBMASの創始者であるエミン・ボツテぺは1976年からマーシャルアーツを始め多くのスタイルを学びました。(ボクシング・ムエタイ・空手・レスリング・エスクリマなど)彼はInternational Wing Tsun Association Hong Kong(Leung Ting WT)の生徒でした。その後2001年にEBMASを設立し今日40ヶ国以上でEBMAS WT&Latosa Escrimaを紹介しています。大師父エミンは数十年間もプロの詠春拳指導者でありながら彼自身が実際に強いことも認識されるようになり、多くのエリート警察官や軍人にも指導をしました。現在彼は間違いなく世界で指折りの詠春拳指導者の一人であり世界中で彼の知識を惜しみなく披露しています。そしてEBMASを色々な人に知ってもらうため一年中セミナーを開催するために世界中を旅してまわっています。

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